うつ病主夫の子育てと闘病生活との両立

専業主夫闘病生活の独り言・体験談

うつ病主夫の子育て

最近は一週間が早く感じます。苦手な夏が過ぎ、徐々に涼しくなるにつれ、時間の経過が早くなり、あっという間に週末になります。
秋になると一日一日もだいたいルーチン化してきました。
朝はご飯準備片付けと犬の世話をし、朝ごはんを食べさせたら子供たちを送り、洗濯、部屋掃除をやった後、リハビリとしてコーヒーショップにいってブログを書きます。
午後になったら子供たちを迎えて、おやつや習い事の対応、そしてご飯を炊く準備だけして(おかずその他は家内が作ってくれる)、風呂掃除、子供たちを風呂に入れて、晩御飯の片づけ、子供たちの寝かしつけをします。
飼い始めたトイプードルがまだ小さく、夜泣きをしてベランダでトイレをしたがるので、その対応が一晩に1~2回ほど。
これがちょっと大変で、次の日の朝が眠くてしかたないことがしばしばあります。

 

子供が怪我!また怪我

ちょっと前に子供がひどい怪我をして帰ってきたことがありました。
帰り道で走ってアスファルトでおでこから転んだようです。
大きなコブに擦り傷。
しばらく自宅で様子を見ることもできましたが、頭を強く打っていたのが気になり、救急外来へ連れて行きました。
頭部強打で病院へ行ったのはこれで5回目。こんな感じだから子供達の心配はつきないんです。

さらに先日は学校の体育で骨折。
腕が曲がってしまったので、救急車で運ばれました。
そのときもすぐに学校にかけつけて、一緒に救急車に乗って病院までいきました。

ただ、私が主夫をしていることで、子供たちのケアが迅速できたといのは、本当に幸いでした。

寝つきの悪さは子供のころから

私にとって休職、退職というのは人生のどん底に突き落とされたような気分です。
一方で子供達と触れ合う時間は増えました。
これは不幸中の幸いだったんだと自分に言い聞かせています。

子供達はなぜ父親が常に自宅にいるんだろうと不思議に思っていたようですが、最近は私に対してもなんで?とあまり言わなくなりました。
恐らく、子供なりに何かを察したんだろうと思います。
カッコ悪い父親で申し訳ないという気持ちでいっぱいです。

こんな親ゆえに、自分の悪いところが子供達に似てしまわないか、苦労することにならないか、とよく考えます。
実は私の幼いころはとても手がかかったとよく言われました。
他人事のように聞いていましたが、実際、私の長男もたいへん手がかかりました。

朝5時に起きて散歩に行くと大騒ぎして、べビーカーに乗せて散歩に行ったこともありました。
また寝つきが悪く、1時間以上抱っこしたり、トントンしてあげたり、ようやく寝たと思って布団に置いたとたんに泣き出すこともありました。
この寝つきの悪さは私に似てしまったのかと責任を感じ、2歳くらいから私が毎晩寝かしつけをするようになりました。
トントンを1時間ほどすると寝てくれるようになり、それが年々短くなっていき、今や布団に横になると5分くらいで寝息をたてるようになりました。
寝起きもたいへん良くなり、起きてすぐに本を読んだり勉強したりしていることもあります。
このあたりは少なくとも私には似ていないようで安心しました。

これから子供たちは年々大変になっていくことでしょう。
大きくなっても夜くらいはゆっくり寝られるよう祈るばかりです。

ちなみに私の寝つきの悪さは確かに記憶に残っています。
保育園のお昼寝が寝られず布団のなかでずっと時計を眺めていたことや、お昼寝が嫌で登園したくないとわがまま言って自宅にいたことを覚えています。
高校時代には、テスト前になると朝方まで寝られませんでした。
そのことを体育教師の担任に相談したところ、
「酒を飲むといい。俺は自慢じゃないけれど酒を飲むとよく寝てしまって他の先生に怒られる」と言いました。

そこで、寝る前に冷酒をコップ一杯飲んでみました。
ところが全く眠くならないのでもう一杯飲んだところ、確かに眠ることはできました。
しかし、、次の日が大変でした。
頭が痛く、授業にはなりませんでした。
それを担任に話したところ、面白がって他のクラスの保険体育の授業でネタにされました。
日常的な寝酒はあまり良くないといいますが、その後も大学の定期試験前には日本酒を飲んで頭をリセットしてから寝るようにしていました。
朝方まで寝られないというのはあまりにも辛く、お酒を飲むことで確実に寝られるという自信につながって、安心して布団にはいることができました。
渡米直後にひどい時差ぼけが残って朝方まで寝られなくなったときも、ワインで克服しました。

いずれもあまりオススメできることではありませんが、私なりに対応してきた結果なのかと思います。

 

子供の感じるストレス

私は田舎で育ちました。
小学校のころは、朝から晩までサッカーや野球をやって走り回ったり、川に行って魚をとったりと、勉強などほとんどしませんでした。
当然、中学受験もありませんでした。

ところが、今の子供たちは、中学受験のために小4あたりから塾にいってしっかり勉強をするのが当たり前になっています。
私の中学時代よりずっと勉強をしています。
状況があまりにも違うので、子供たちがつらい思いをしていないだろうか、精神的に大丈夫だろうか、と気になっています。
ただ、子供の友達も同じような状況なんです。
小学生のうちから塾にいってしっかり勉強し、中学受験をする、というのが当たり前らしいんです。

子供のことを考えると本当に気の毒になりますが、今の子供たちはこれが当たり前なんだ、と言い聞かせるようにしています。

昔、子育ての番組を見ていた時に、確か尾木ママが「抱っこは子供にとって充電だから、抱っこしてと言われたらできるだけしてあげてください」と言っていたことがありました。
それを聞いてからは、子供たちが抱っこと言ってきたときにはできるだけ抱っこをしてあげました。
最近では、抱っこよりは何か遊んでと言うことが多くなりました。
これは大きくなってきた子供にとっての充電なんだろうな、ということに気が付きました。
なので、最近は子供たちが何かをして遊びたい、と言ったら、体調の許す範囲で一緒に遊んであげるようにしています。

いつまで私の相手をしてくれるかわからないので、できるだけ子供たちに遊んでもらうようにしたいですね。

2月だけど海へお出かけ

この週末は天気が良く、子供たちもなぜか早起きしました。
10時までに勉強を終わらせて、車で2時間弱の地方の海へ行くことにしました。
1~2月は私用で高速に乗る機会があったけれど、そのときはかなりすいていました。
ところがこの日はインターから入ったところから渋滞。
現地に到着する直前にも渋滞。
みな行動パターンが同じなんですね。

現地につくとひとまず行きつけの道の駅に行ってお昼。
今日は初めて飼い犬を連れて行きました。
店内には入れられないのでテラス席でピザを食べましたが、
全然寒くない。
息子は半そでで過ごしていました。

今回は我が家の愛犬をつれていったのですが、道の駅ではかなり注目されていました。
ティーカップサイズ予想のトイプードルで生後7か月くらいなので、
道の駅にいる他の犬と比べても、小さくて子犬感がありました。
通りすがりの男性から女性からも子供からも声をかけられていました。
ただ、その都度、う~~っと子犬顔でうなるので、声をかけた側はその都度ひるんでいました。
あまり撫でてもらったりだっごしてもらうのが好きではないのと、
家族以外には寄り付かないので、他人からするとちょっとかわいげがないですね。

食事をすませるといつもの海岸へ。
ここは穴場の海岸で6~7月ごろ来てもあまり人がいないので毎年来ています。
今日は風が強く、波もいつもの倍くらいありましたが、
日差しはかなりあたたかく、私たち以外にも10組ほど子連れが来ていました。
全長数キロの砂浜に10組程度の家族。十分なソーシャルディスタンスでしょうか。

子供たちは砂に穴をほったり、海に石を投げたりして2時間ほど遊んでいました。
犬は初めての海だったのでうろうろするばかりでした。
いつもは砂地にくると砂をたっぷり食べて、帰ってから吐いてしまうのですが、今日は大丈夫そうでした。

休職して1年が経過し、2年目に突入。
もうじき傷病手当が切れます。

最後に

主夫になって1年がたちました。確かに私にとっては辛い1年間でした。
当初は体にあう抗うつ薬が見つからず、薬の副作用でつらい状況がずいぶんと続きました。
そのような状況でも、朝ごはんなどの家事、学校や保育園の送り向かえ、習い事や毎日の宿題といった子供達の面倒などは毎日こなしてきました。
休職・退職以前から家内と子育てや家事を分担している以上、自分の責任は全うしたいと考えて、フラフラになりながら主夫をしていました。
恐らく、夫が家で寝ているだけでは家内に説明がつかない、申し訳ないという気持ちがあり、私なりに努力して認められたい、私の状況も理解してもらいたいという気持ちもあったからだと思います。
たしかに心療内科の先生からは子育てと家事の負担が多すぎではないかと指摘されました。
子育てと家事を無理したことで回復が遅れてしまったかもしれません。

ただ、わずかではありますが、子供の送り迎えや洗濯、掃除など、私なりに役割を果たせるように努力しました。
このことを少しでも理解してもらえると嬉しいですね。

子供たちも大きくなってくると私の病の事情も理解できるようになると思います。
その時に親子関係がどうなるのか、わかりません。
今のように優しい息子達であれば、きっと正しく理解して、今までと同じように接してくれると思います。
そう信じて、今日も子供達の手を握りながら寝かしつけています。

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