うつ病の日内変動
休職して、本格的にうつと向き合い始めると気がついたことが沢山ありました。
急性期直後から強い後悔や焦り、不安感に襲われて頭を抱えたり、倦怠感で起き上がれなかったり、頭が締め付けられるような感じに襲われました。
悲しくなることや、寂しくなることもありました。
ただ私の場合、その日の時間帯や一週間の中でも苦しみの強さに周期がありました。日内変動、週内変動というものでしょうか。
一日の中で辛いのは、まず朝。7時に起きて朝ご飯、保育園までの送り、洗濯をヘロヘロになりながらこなすと、帰宅後にはそのまま横になってしまう日々が続きました。
できれば朝はゆっくり起きたいという気持ちがありましたが、家族のことを考えると起きて様々な対応をしなければなりませんでした。
その後、スーパーへお昼を買いに行き、お昼を済ませてしばらくすると、今度は不安感、焦燥感に襲われ、頭を抱えてソファーでうなっていました。
負の思考に襲われるという感じでしょうか、なんでこんなことしてしまったんだろう、こんな状況になってしまったんだろうと繰り返し考えていました。
現在ではこのような思考はしないように心がけていて、時間とともにセルフコントロール(諦め?)ができるようになってきました。
そして、寝る前になるとその日にあった辛い出来事や翌朝襲われる怠さなどが頭をよぎり、またつらい朝がくるんだと考えながら布団に入ります。
寝ている子供達の頭をなでながら、何だか申し訳ないという気持ちになることもよくありました。
こういった日内変動的な症状は平日になることが多かったのですが、金曜の夜になると時間が止まったような気持ちになり、精神状態も安定することがわかりました。
週末をまえにした子供の心境と同じでしょうか。そして、私は働きに行くわけではなく自宅にずっといるわけなのですが、日曜の夜になると再び不安感に襲われました。
子供や家内が月曜から始動して私だけ取り残されることにことに焦りを感じていました。
また次の週が始まってしまった、時間が経過してしまったという焦りもありました。
そして週がかわり、月がかわり、季節が変わっていくことを感じると、さらに不安感と焦りを感じていました。
時間の流れを敏感に感じ、自分は立ち止まったまま取り残されているような気分でしょうか。この感覚はいまでの時折よみがえってきます。
闘病生活と春夏秋冬
季節によっても体調変化のパターンはありました。これはうつと関連しているか定かではありませんが、私は夏の暑さに極端に弱いようです。
今年は体のしびれと過呼吸で8月だけで4回動けなくなりました。
以前から夏場は頭痛、めまいがよく起こったため、血液検査、MRA、MRI、聴覚、視覚などの検査を受けました。
メニエールと診断を受けたこともありましたが、あのまずい薬は全く薬は効きませんでした。
医者にすすめられて職場のモニターを変えたりメガネを作ったりしました。
確かに目が多少楽にはなりましたが、最終的にはリーゼのほうが効いているのかなあ、というくらいだったので、やはり鬱が原因だったような気もしています。
実はうつ急性期の原因となった転職もちょうど夏場でした。
慣れない仕事や通勤、環境の変化についていけず、ひどい目眩と精神不安に陥りました。
私にとって夏は鬼門であって、これを克服することは主夫脱出のための大きな課題のようです。
また、普通であれば気分が高揚する春の桜ですが、この年度の変わり目の時期も不安感が増加する傾向がありました。
子供たちが進学、進級し、生活環境が大きく変化して、私の中で子供に対する心配事が勝手に増幅しまうことで気分が落ち込み、今年もとうとうこの季節が来てしまったか、とネガティブにとらえていました。
この感覚は四季が明確に感じられる日本人ならではなのかもしれませんが。
私は日内変動、週内変動というものに対処する良い方法はないかと考えました。
季節や時間帯に関連して古い記憶や体験を思い出して後悔や焦りを感じるわけで、そのときに別のことを考えたり、夢中なってしまえばよいわけです
。そもそも、それをやろう、という気力が起きないことも問題ではありますが、何かやってみたいこと、一時的でも楽しいことをやって、余計な考えを一時的に忘れることを試みました。
私が具体的に何を試したかについてはまた後で書かせていただこうと思います。
最後に
実は、先週は書類を通過していたとある企業の面談の結果がダメだった、と連絡をいただいたのですが、それ以降は気分がかなり停滞気味でした。
不運はさらに続くもので、別の求人にもいくつか応募していたのですが、それらも立て続けに残念ながらお見送り、という連絡が届きました。
連敗はさすがにこたえるものがありますね。
就職活動も停滞気味、アフィリエイトも低空飛行。
さすがに焦りがつのります。
ざわざわ感が日常化してきていて頓服も朝から飲むようになりました。
医者からは焦りは禁物、と言われています。
ただ、時間の流れや家族の気持ち、自分の気持ちをバランスよくコントロールすることは難しい。
気持ちの安定につながる何かが欲しいですね。
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