そんな中、超大手企業での3回目の転職に挑戦し、なんと年収1.5倍アップを実現することができました。この記事では、49歳で3回目の転職を成功させた実体験を詳細にお伝えします。

40歳で3回目、49歳だけで2度目の転職活動

転職を検討した背景

  • 前職でのミスマッチ感
  • 継続的な求人情報のチェック
  • 自動配信システムの活用
  • 求人ボックスなどの網羅的サイト利用

ある日、とある企業の求人が目にとまりました。超大手企業で、漠然とした仕事内容、ということは新規事業?チャンスあり?と思い、そのリンクをクリックしてみました。

その企業のキャリア採用のページに飛び、そこで履歴書や職務経歴書を送る仕組みになっていました。正直、弱小ベンチャーだけでは物なりなさがあったので、ダメもとで履歴書と職務経歴書を送ってみることにしました。

まさかの書類通過

すると数日後、その企業の人事からメールが届き、「書類審査が通過しました」とのこと。これにはちょっと驚きました。

なぜ驚いたのか?

今まで、大手企業の求人に応募してきたのですが、たいてい年齢や専門のミスマッチで書類で落とされることが多く、書類通過のほとんどがベンチャー系でした。

おそらく、私の人生でここまで大きな企業の書類審査に通過したのは初めてではないかと。

この書類通過は、後に分かることですが、私のアカデミアでの経験と専門性が企業の求める人材像と合致していたからでした。

オンライン試験と1次面接

次はオンラインの試験と1次面接ということだったので、時間のあるときにオンライン試験(主に国語と数学)を受け、その後、人事と技術系の担当者との面接をうけました。

1次面接での戦略

場数だけは踏んでいたので、面接対応はほぼ完ぺきでした。

志望動機の作り込み

プレスリリースや新聞記事を参考に、エピソードを交えた志望動機を話しました。

効果的な逆質問の準備

  • 会社側の今後の展開を想定した質問
  • 担当者が答えられないようなちょっとマニアックな質問
  • 社の売りにしている技術の課題点
  • 技術系の人なら心くすぐられるような専門的な質問

これらの準備が功を奏し、技術系の面接官からも高い評価を得ることができました。専門性と企業研究の深さを同時にアピールできたのが勝因でした。

いよいよ最終面接

おかげで、1次面接と試験も無事通過し、いよいよ最終面接。本社に出向いて、人事と研究系のトップとの面接をしました。

最終面接での戦略的アプローチ

対応はほぼ1次と同じで、以下の内容を中心に話しました:

  • 志望動機と研究のスタンス
  • コミュニケーションの重要性
  • かつて学生を指導していたときのエピソードを交えて若手の育成について
  • 大学教授や医学部、外国人研究者とのつながり

戦略的な判断

書類が通過したときに、この会社は自社にない人材を求めているのでは?と感じたので、あえてアカデミア時代の研究成果よりは、アカデミアで学んだ経験や人間関係の構築方法についてアピールしました。

この予想はドンピシャで当たりました。

面接官曰く、「そういった経験を持った人材をこの会社は必要としている」とのこと。

やはり世の中にはアカデミアの人材を必要としてくれる企業があるんだ、と改めて気づかされました。

内定獲得の瞬間

二日後、無事、内定の連絡が届きました

🎉 超大手企業からの内定獲得!

49歳での3回目の転職挑戦が、ついに成功しました。

内定獲得の成功要因

  1. 企業のニーズとの完璧なマッチング – アカデミア経験を求めていた
  2. 差別化された経験のアピール – 研究成果より人間関係構築力
  3. 徹底した企業研究 – プレスリリースまでチェック
  4. 専門性を活かした逆質問 – 技術的な深い質問で印象アップ
  5. 面接経験の蓄積 – 過去の転職活動での場数

アラフィーの2年間に3回の転職

アカデミア退職後、50歳直前に3回目の転職をすることになりました。しかし、ここ2年は実質ほとんど働いていないような気がしますが、年収は1.5倍になりました。正直、アカデミア時代にはこういった状況は想定していませんでした。

2年間の転職成果

転職回数

3回

 

年収アップ

1.5倍

 

期間

2年間

 

年齢

49歳

 

確かに仕事がかわることで膨大なエネルギーを消費します。転職回数が多い応募者は企業側からすると敬遠したくなります。しかし、エージェントやスカウト、ヘッドハンティングをうまく使いこなし、良い求人情報を入手して転職にチャレンジすることで収入は確実に増えます

転職成功の教訓

これからの日本社会での転職

定年制や退職金制度、年功序列、年金制度がなくなりつつある日本社会で、より良い条件の会社を見つけて転職を重ねていくことも、これからの日本社会ではもっと一般的になっていくことと思います。

最重要な気づき

特にこの3回目の転職で感じたことは、必要としてくれている企業は採用してもらえるチャンスが十分にあるということです。

自分の売りをしっかり把握して、それを全面に押し出して就活をすれば、必ずや自分を必要としてくれる企業が見つかります。

実践的なアドバイス

🎯 自分の売りの明確化

アカデミア経験、専門性、人間関係構築力など、自分だけの強みを整理

📊 企業研究の徹底

プレスリリース、新聞記事まで読み込んで企業のニーズを把握

🤝 継続的な情報収集

転職サイト登録を維持し、自動配信で情報をキャッチ

💡 戦略的なアピール

企業が求める人材像に合わせて、経験の切り口を変える

あなたの転職成功を応援します

このサイトの情報を参考に、皆さんも是非、転職活動にチャレンジしてみてください。