今後の転職市場の動向
コロナ禍で厳しい雇用状況が続く中、新型コロナワクチンの普及などに支えられ、アメリカ国内の就業者数が大幅に増加し、失業率も好転の兆しがみられるようになりました。
転職市場においても潮目が変わるタイミングとみてよいでしょう。
今まで門前払いされてきたミドル・シニア世代もしっかり選考してもらえるようになってくるはず。
千載一遇のチャンスが巡ってくると言えます。
現在転職を考えている方は、転職市場が活性化する前に準備は始めておきましょう。
まず、求人情報を効率的に見つけるためには
一般的に求人情報は
・ハローワーク
・転職サイト、転職エージェントへの登録
・新聞、広告、求人雑誌
・企業のHPの採用情報のページ
で探します。
この中で一番効率的に求人情報を入手できるのは、やはり転職サイト、転職エージェントへの登録です。
転職を考えたら、まず人材紹介会社や転職サイトへの登録をしましょう。
転職サイトはネット上で求人の検索もできますし、転職エージェントに登録すれば人材紹介会社のコーディネーターが自分にあった求人を紹介してくれます。
さらに応募書類の添削、会社側への売り込み、面接日程の調整、内定後の年棒交渉などにも対応してくれます。
特に大手企業やベンチャー企業は求人を人材紹介会社に任せているケースが多く、そのため人材紹介会社は非公開求人も多く持ち合わせています。
このように人材紹介会社や転職サイトへの登録はたくさんのメリットがありますので、できるだけ多くの人材紹介会社や転職サイトに登録することをおすすめします。
ミドル世代が注意しなければならばい求人票のフレーズ
建前上、年齢や性別などの制限は明確にしない会社が多いのですが、実際のところは求人票や求人情報に本音やメッセージが紛れ込んでいます。
例えば次のようなフレーズが求人情報や求人票に含まれている場合には、ミドル世代の方々は要注意です。
社会人経験1年以上
社会人経験されあればよい、ということです。若手が優位になります。
第2新卒歓迎
新卒3年未満ということです。
平均年齢29歳
29歳前後の年齢層を希望しています。
ポテンシャル採用
キャリア採用ではなく、潜在能力を評価すると意味です。必然的に若手といいことでしょう。
経験不問、未経験歓迎
これから経験を増やしていくという意味では、若い年齢層が優位になります。
20代中心の会社、若手が活躍している会社
20代以外は募集していないという意味です。
年収例 1000万円/入社4年目 28歳 800万円/入社3年目26歳
ポイントは年収例に年齢が含まれていない点。対象外と考えてよいです。早期退社する方が多いかもしれません。
若手の写真が多く使用されている
若手を希望しているということです。
こういったフレーズが求人情報に含まれている会社はミドル世代が応募しても期待薄です。
会社側の意図をしっかり見極めて、効率的かつ合理的に転職活動をすすめましょう。
ブラック企業の求人票によくあるフレーズ
「若手が活躍」「活気のある職場」「積極採用」「学歴不問」「未経験歓迎」「やりがいのある職場」「アットホーム」「幹部候補」「気合、熱意」
といった言葉はよく求人票でみかけるフレーズですが、
ブラック企業の実態をごまかすためによく使うフレーズです。
「感動」「成長」「夢がある」
といった抽象的な言葉があり、具体性にかける求人票も要注意です。
最近は、労働時間をごまかすために
「裁量労働、年棒制」
を取り入れる企業も増えてきています。
いくら残業しても、残業代は全くでないので注意してください。
「固定残業代、みなし残業代」
「みなし労働」は提示されている月給に残業時間が組み込まれています。
求人票に記載する月給や年棒を見かけ上増やすために使われています。
つまり基本給はさらに少なくなります。
ボーナスや残業代は基本給を基に計算しますので、これらは目減りしてしまうことは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
企業研究は企業の口コミをチェック
会社のホームページを見てもこういった情報はのっているわけでもなく、面接や会社説明会でも聞きにくい内容です。
大手、有名企業はもちろん、中小企業の口コミ情報も掲載されています。
サイトによっては、会社の概要から中途採用の有無、各種評価、評判、社風、噂、掲示板、年収、残業など幅広い情報(時にはブラックな内容まで)が掲載されています。
以下は代表的な転職の口コミサイトになります。検索すればすぐにでてきます。
代表的な口コミサイト
Openwork(旧Vorkers)
【公式】https://www.vorkers.com/
キャリコネ
【公式】https://careerconnection.jp/
カイシャの評判
【公式】https://en-hyouban.com/
会社名と評判、口コミなどと検索してもでてきます。
自分で口コミを書かないと閲覧できないサイトもありますので注意してください。
求人票、求人情報にある「暗に意味するフレーズ」のまとめ
転職する際に必ず目にする求人票。その中には企業側のメッセージが込められています。それを読み解くことで、企業のホワイト度、ブラック度がわかってきます。
ブラック企業も人をかき集めるのに必死で、求人票だけでは見分けられないケースもあります。
転職では、必ずエージェントを利用することをおすすめします。
おすすめの転職サイト、エージェント情報
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