大学職員が副業で月3万。実名ブログ運営のリアル

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はじめに:安定の裏側にある不安

大学職員というと、「安定した仕事」「ホワイトな職場」というイメージを持たれることが多いです。確かに、民間企業に比べて残業も少なく、有休も取りやすい。しかしその一方で、給与の伸び悩みや閉塞感、将来への漠然とした不安を抱えている職員も少なくありません。私もその一人でした。だからこそ、個人の力で収入源を作るため、実名でのブログ運営を始めたのです。

副業を始めたきっかけと最初の一歩

副業に興味を持ったきっかけは、育児や住宅ローンなど、将来的な出費に備えたいという思いからでした。最初は「せどり」や「動画編集」なども検討しましたが、自分の経験や思考を文章にするブログが最も取り組みやすく感じました。私が選んだのはWordPress+Cocoonという無料テーマ。初期費用はサーバーとドメイン代で年間1万円程度。コストが少ないのでリスクも少ないと感じました。

テーマ選び:職員としての経験を資産にする

副業ブログを始める際、多くの人が「何を書けばいいか分からない」と悩みます。しかし私には「大学職員としての経験」という独自の切り口がありました。たとえば、大学事務の仕事内容、異動の実態、学内でのキャリア形成、教員との付き合い方など。他にはないリアルな情報を実名で書くことで、検索流入と信頼を獲得できました。専門性は最大の武器です。

実名公開のメリットとリスク

ブログを実名でやるか匿名にするかは悩みましたが、「本気で信頼を得るなら顔と名前を出すべき」と判断しました。実際、実名にすることでSNSでの拡散力が増し、転職エージェントや出版関係者からの連絡も来るようになりました。ただし、職場にはブログの存在を知らせていません。誹謗中傷や炎上を避けるため、内容には細心の注意を払っています。

収益化までの道のり:月3万円に到達するまで

ブログを始めて最初の3ヶ月は、まったく収益が出ませんでした。1日10PV(ページビュー)以下という日も珍しくありません。それでも週1回のペースで記事を更新し続け、半年後にはGoogleアドセンスとAmazonアソシエイトを導入。さらに、大学職員向けの転職エージェント紹介や、研究者のキャリア支援記事からのアフィリエイト収益が出始めました。月3万円に到達したのは開始から約1年後。継続がすべてです。

ブログを通じて得た最大の成果

月3万円の副収入も嬉しいですが、最大の成果は「個人としての信用と選択肢を得たこと」です。ブログを通じて知り合った人と共著で電子書籍を出版したり、オンラインセミナーに登壇したりと、職場以外のつながりが広がりました。また、「いざとなれば独立もできる」という安心感が、日々の仕事にも余裕をもたらしています。

これから副業ブログを始める人へ

大学職員は情報発信に向いています。なぜなら、一般には見えづらい「大学の裏側」を知っているからです。小さな体験談でも、世の中には必要としている人がいます。最初はアクセスがなくても大丈夫。書き続けることで、あなたの声に共感する読者が必ず現れます。副業ブログは、収入だけでなく「新しい自分の価値」に気づかせてくれるツールです。

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