うつ病で休職している方の中には、傷病手当や障害年金で生活を支えている方も多いと思います。私自身も同じ状況で、日々の暮らしに不安を感じる中で「少しでも収入を得たい」と思ったのがきっかけでした。
社会復帰にはまだ不安がある。でも、家にいながら自分のペースで取り組める仕事はないだろうか──。そんな中で出会ったのがアフィリエイトでした。
うつ病と収入の問題
厚生労働省の調査によると、精神疾患での休職や離職は年々増加しています。収入が途絶えることで生活不安が大きくなり、それが症状の悪化につながるケースも少なくありません。
- 傷病手当金:最長1年6か月支給
- 障害年金:等級により年間数十万〜百数十万円
- 生活保護:条件により利用可能
しかし、これらの制度だけでは生活を維持するのが難しい場合もあります。そんな中、私が調べてみて「意外と多い」と感じたのがアフィリエイトに取り組む人でした。
実際に私のブログ仲間でも「副業的に始めて少しずつ収入を得ている」という方が多くいます。
アフィリエイトとは?初心者でも可能な理由
アフィリエイトとは、自分でサイトやブログを運営し、広告を掲載して成果に応じて報酬を得る仕組みです。
一般的な特徴は以下の通りです。
- 必要なのはPCとネット環境だけ
- 初期費用はサーバー代・ドメイン代など数千円/月程度
- 出勤・人間関係のストレスがない
- 文章を書くのが好きなら相性が良い
特に「体調に合わせて作業できる」という点は、うつ病で働き方に制限がある人にとって大きなメリットです。
「楽に稼げる」という宣伝に注意
SNSやYouTubeなどでは「アフィリエイトで月収100万円!」といった派手な広告をよく見かけます。しかし実際はそんなに簡単ではありません。
なぜアフィリエイトがうつ病患者に向いているのか?
うつ病の方の多くが「人間関係がつらい」「通勤が負担」と感じています。そのため、自宅で一人で取り組めるアフィリエイトは相性が良い場合があります。
また、ブログ執筆そのものがリハビリになることもあります。実際に私も、朝カフェに行って数時間ブログを書く習慣を取り入れることで、社会復帰への小さなステップになりました。
医師からも「リハビリとしてとても良い」と言われた経験があります。
関連ページ:会社を数日だけ休職してみました(体験談)
アフィリエイトと他の在宅ワークの違い
在宅でできる仕事はアフィリエイト以外にもあります。代表的なものは以下の通りです。
- クラウドソーシング(ライティング・データ入力)
- Webデザイン・プログラミング受託
- オンライン講師(語学・資格指導)
これらは即金性はあるが、労働集約型という特徴があります。一方、アフィリエイトは成果が出るまで時間はかかるが、資産性が高いのが特徴です。
つまり「今すぐお金が必要ならクラウドソーシング」「将来の資産を作りたいならアフィリエイト」という選択肢になります。
内部リンクで情報を深掘り
このブログでは、アフィリエイトや副業に関する記事を多数公開しています。ぜひあわせてご覧ください。
私のアフィリエイト実体験
ここからは、実際に私がどのようにアフィリエイトに取り組み始めたのかを、体験談としてお話しします。結論から言うと、最初の3か月はまったく収益が出ませんでした。しかし、半年を過ぎたあたりからポツポツと成果が出始め、1年後には毎月数千円〜数万円の安定収益が得られるようになりました。
休職中の時間の使い方
休職中は一日中時間がありましたが、正直、最初はほとんど何もできませんでした。うつ病の症状で集中力が続かず、1日中ベッドで過ごすことも多かったです。
それでも「少し外に出たい」と思い、朝だけカフェに行き、パソコンを開いて30分でも記事を書く習慣を作りました。これがリハビリになり、生活リズムを整える助けにもなりました。
→ 関連ページ:会社を数日だけ休職してみました
WordPressでブログ開設
最初は無料ブログ(noteやfanblog)を使っていました。しかし「広告を自由に貼れない」「途中でサービス終了のリスクがある」という不安から、WordPressを導入しました。
- Xserverでレンタルサーバーを契約(年間約1万5千円)
- 独自ドメインを取得(年間1,000円前後)
- WordPressをインストールし、テーマを設定
初期費用は2万円程度かかりましたが、「自分のサイトを持った」という感覚がモチベーションになりました。
→ 関連ページ:WordPressデビュー体験談:初心者が独学で始めた流れ
最初の3か月でやったこと
記事を書きながら学んだことは次の通りです。
- Google検索で上位に表示される記事を真似して書く
- 1記事あたり2,000〜3,000文字を目安に執筆
- 内部リンクを貼って関連記事をつなぐ
- 毎日ではなく、週3記事を目標に更新
この段階ではアクセスは1日10人もいませんでしたが、「読まれる記事の書き方」が少しずつ見えてきました。
内部リンクの重要性
最初は記事をただ書き溜めるだけでした。しかし、SEOの勉強をするうちに「内部リンクを戦略的に設置すること」がとても大事だと気づきました。
例えば「休職体験談」の記事から「就労移行支援サービスの紹介」にリンクすることで、読者の回遊率が上がり、検索エンジンからも「専門性が高いサイト」と評価されます。
実際に設置した内部リンク例
こうして「うつ病と仕事・収入」に関する記事を互いにリンクさせることで、テーマ全体のまとまりが強化されました。
収益化までの道のり
収益が発生するまでの流れを簡単にまとめると次の通りです。
- まずは10〜20記事を書いて公開
- 記事内にASPの広告リンクを設置(例:A8.net、もしもアフィリエイト)
- 検索流入が月1,000PVを超える
- クリックや成約が発生し、初報酬を得る
私の場合、最初の報酬は「Amazonアソシエイトで本が1冊売れたとき」でした。金額は数十円でしたが、それ以上に「誰かが自分の記事を読んで行動してくれた」という喜びが大きかったです。
失敗したこと・学んだこと
もちろん失敗もたくさんありました。
- 最初に100記事書いたが、キーワードを意識していなかったためほとんど読まれなかった
- 広告を貼りすぎて読みにくくなり、離脱率が高かった
- 外注を考えず、全部自分でやって燃え尽きそうになった
こうした失敗を通じて「SEOキーワード選定」「内部リンク設計」「読みやすさ」が何より重要だと学びました。
おすすめ関連記事
このブログでは、私の体験談やノウハウをさらに詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
SEOと内部リンク戦略
アフィリエイトで成果を出すためには、ただ記事を書くのではなくSEO(検索エンジン最適化)を意識することが欠かせません。その中でも、初心者が比較的すぐ取り組めるのが内部リンクの最適化です。
内部リンクが持つ3つの効果
- 回遊率の向上:関連記事に移動してもらえる
- SEO評価の強化:関連ページ同士のつながりをGoogleが評価
- 読者満足度の向上:網羅的に学べる構造になる
例えば「休職体験談」を読んだ読者が「就労移行支援」に関する記事に移動できれば、情報が深まり「また読みたい」と思ってもらえます。
私が実践している内部リンク例
- 「休職中の過ごし方」→ 就労移行支援サービスのまとめ
- 「アフィリエイトの始め方」→ WordPressデビュー体験談
- 「副業のメリット・デメリット」→ アフィリエイトは割に合うのか?
SEOキーワード選定の基本
内部リンクと同時に大切なのがキーワード選定です。私は次の手順で記事を設計しています。
- ラッコキーワードやGoogleサジェストで候補を集める
- 検索ボリュームが月100〜1,000程度のキーワードを狙う
- 競合記事を調べ、勝てそうな切り口を探す
- 見出し(h2/h3)に自然にキーワードを入れる
例えば「うつ病 在宅ワーク」というキーワードなら、体験談や制度紹介を絡めてオリジナル性を出すようにしています。
よくある質問(FAQ)
Q1. うつ病でも本当にアフィリエイトで稼げますか?
A. 正直に言うと「誰でもすぐに稼げるわけではない」です。しかし、時間をかけて取り組めば、月に数千円〜数万円を得ることは十分可能です。
Q2. 最低限必要なものは?
A. パソコン、ネット環境、サーバー・ドメイン(合わせて年間2万円程度)です。スマホだけでも可能ですが効率は落ちます。
Q3. どのくらいの期間で成果が出ますか?
A. 早くても3か月〜半年、一般的には1年ほどかかります。短期的に稼ぐならクラウドソーシング、副業資産を作るならアフィリエイトが向いています。
Q4. 内部リンクはどのくらい入れるべき?
A. 1記事に3〜5本程度が目安です。関連性の高い記事同士をつなぐことが大切です。
まとめ:うつ病でもできる「小さな一歩」
私はうつ病で休職し、収入も不安定で絶望感の中にいました。そんな時に始めたアフィリエイトが、今では生活の支えになり、社会復帰へのステップにもなっています。
最初は成果が出ず不安になるかもしれません。しかし、記事を書くこと自体がリハビリになり、同じ悩みを抱える人に情報を届けられる喜びがあります。
大切なのは「完璧を求めず、小さく始めること」です。
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